芳木 麻里絵
Yoshiki Marie
神奈川出身
2016 | 「VOCA展2016 現代美術の展望 – 新しい平面の作家たち」上野の森美術館 東京 |
2019 | 「析出する光 芳木 麻里絵 個展」奈義町現代美術館 岡山 |
2020 | 「fond de robe-内にある装飾-」ワコールスタディホール京都ギャラリー 京都 |
2021 | 「Precipitation」私立大室美術館 三重 |
2022 | 「越後妻有 大地の芸術祭 2022」新潟 |
2016 | “VOCA: The Vision of Contemporary Art 2016” The Ueno Royal Museum, Tokyo |
2019 | “Precipitation” Nagi Museum of Contemporary Art, Okayama |
2020 | “decoration inside: fond de robe” Wacoal Study Hall Kyoto, Kyoto |
2021 | “Precipitation” Omuro Museum, Mie |
2022 | “The Echigo-Tsumari Art Triennale 2022” Niigata |
推薦者
吉岡 恵美子 Yoshioka Emiko
(京都精華大学 教授)
芳木氏はアクリル板や紗枠の上にシルクスクリーンのインクを何百層にも刷り重ね、二次元の世界を物質性とリアルな厚みを伴うイメージに転換させる作品に取り組んできた。モチーフは、光を受け揺らぎ移ろうレースや自然の風景、科学技術で可視化された天体写真や胎児のエコー写真など。現象的な世界や直接自分の眼で確認できない存在に、願いあるいは欲望を込めて物質性と永遠性を付与し、立ち上がらせる。20年にわたる彼女の実験的な創作を評価し、推薦する。