髙橋 凜 作品画像

《Emaki》  紙、鉛筆、ペン 210 × 297mm 2017-

1996 東京都出身
2023 東京藝術大学 大学院美術研究科 グローバルアートプラクティス専攻卒業
2022 “Adventure Something ”  École nationale supérieure de paysage、フランス
2023 “Blind dog ” アートラボあいち、愛知
2024 “恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法” 東京都写真美術館、東京
1996 Born in Tokyo
2023 Global Art Practice, Graduate School of Fine Arts, Tokyo University of the Arts , M.F.A.
2022 “Adventure Something” École nationale supérieure de paysage, France
2023 “Blind dog ” Art Lab Aichi, Aichi
2024 “The Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2024 30 Ways to Go to the Moon”, Tokyo

推薦者
千葉 真智子 Chiba Machiko
(豊田市美術館 学芸員)

高橋は、ドローイング、オブジェ、映像、またそれらを組み合わせたインスタレーションのほか、パフォーマンスも行う。この拡張的な表現のベースにあるのが、毎日必ず描くという小さなドローイング「Emaki」である。繰り返し登場するアイコン的人物。事物ごとに用いる絵具の色番は決まっていて、このEmakiを媒介に、高橋は他の作家とコラボレーションをすることもあるし、過去に描いたEmakiに新しいイメージを重ねることもある。版画がそもそも、反復性、複数性、メディア性(=媒介性)をその本質とするのであれば、高橋の制作はまさに、この版画的思考の軽やかで可能性に満ちた展開と言うことができるだろう。