光嶋 裕介
Koshima Yusuke
建築家<一級建築士。博士(建築学)>
1979 | 米ニュージャージー州生まれ |
2004 | 早稲田大学大学院修了 |
2008 | 光嶋裕介建築設計事務所主宰。主な作品に《凱風館》など |
2020 | 著書:『増補 みんなの家。』(ちくま文庫)など |
2012 | ときの忘れもの画廊(東京)にて『Landscape at Night』展 |
Architect, PhD
1979 born in New Jersey, USA, 2004 graduated from Waseda University Master Architecture and Civil Engineering,Tokyo
2004-08 | worked for Sauerbruch Hutton Architect, Berlin Germany |
2008- | establish Yusuke Koshima Architecture Studio 【Works】《Gaifukan》 |
2012 | 【Publication】《Urban Landscape Fantacia》 etc. |
2012 | 【Exhibition】《Landscape at Night》 @ Toki-no-Wasuremono, Tokyo |
推薦者
五十嵐 太郎 Igarashi Taro
(東北大学大学院工学研究科 教授 建築史・建築批評)
光嶋さんは建築家ですが、数多くの著作を刊行したり、独特のドローイングを描くことでも知られています。2008年にベルリンから帰国し、設計事務所をはじめるとともに、「幻想都市風景」をモチーフとするドローイングと銅版画のシリーズを制作し、ときの忘れもの画廊の所属作家にもなっており、2013年に最初の個展を開催しています。
http://www.tokinowasuremono.com/artist-d00-hoka/097Y_KOSHIMA.html
http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk1205/220.html
もちろん、銅版画に描かれた架空の建築イメージを楽しむこともできますが、彼にとっては設計、著述、ドローイングは、別々の行為ではなく、相互にフィードバックしながら、建築の創作に還元されるものだと考えられます。博士論文においても、「竣工後ドローイング」という彼固有の手法について説明していました。今回の京都版画トリエンナーレでは、建築と銅版画を架橋するアーティストとして、光嶋さんを推薦したと思います。