平田 尚也
Hirata Naoya
長野県出身
2014 | 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業 |
2019 | 「群馬青年ビエンナーレ2019」 ガトーフェスタ ハラダ賞受賞 |
2022 | 「VOCA展2022」上野の森美術館(東京) |
2023 | 「Before/After」広島市現代美術館(広島) |
2023 | 「令和4年度新収蔵作品展」愛知県美術館 (愛知) |
2014 | Graduated from the Department of Sculpture, College of Art and Design at Musashino Art University |
2019 | Received Gateau Festa Harada Prize from “Gunma Biennale for Young Artists 2019” |
2022 | “VOCA Exhibition 2022” The Ueno Royal Museum (Tokyo) |
2023 | “Before/After” Hiroshima City Museum of Contemporary Art (Hiroshima) |
2023 | “From the museum collection 2022: third period” Aichi Prefectural Museum of Art (Aichi) |
推薦者
拝戸 雅彦 Haito Masahiko
(美術史家)
平田は彫刻家として出発している。彫刻の歴史もまた、後発に見える版画と同じようにして美術の歴史の中では原型の制作とその派生するもの、の間で成立してきた部分が大きい。その彫刻の歴史や展開の中で、彼がユニークに見えるのは、その彫刻の原型のありかをデジタル化されたデータと考える点であろう。その原型をデータとすれば、物質界にアウトプットされるものは、そのディメンションも素材もより自由なものとなる。あるいは、物質界にアウトプットする必要性も失われ、物質界がそれが物質であるが故に不自由な状態へと感じられることになる状況も起こりうる。版画の革新もまた、物質界を見捨てることを想定する中にもあるのかもしれないと思い、平田を推薦します。