遠藤 美香
Endo Mika
静岡県出身
2009 | 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画・版画領域 修了 |
2011 | シェル美術賞2011 本江邦夫審査員奨励賞 |
2016 | FACE展2016 グランプリ |
2022 | 「遠藤美香展-ここに根をはれ-」 (浜松市美術館/静岡) |
2023 | VOCA展2023 (上野の森美術館/東京) |
2009 | M.A. Department of Fine Arts, Oil Painting and Printmaking Course, Aichi University of the Arts, Aichi |
2011 | “Shell Art Award 2011” Kunio Motoe Encouragement Prize |
2016 | “Sompo Japan Art Award Exhibiton -Frontier Artists Contest Exhibition- 2016” Grand Prize |
2022 | Solo Exhibitions (Hamamatu Municipal Museum of Art) |
2023 | VOCA 2023 (The Ueno Royal Museum) |
推薦者
滝沢 恭司 Takizawa Kyoji
(町田市立国際版画美術館 学芸員)
遠藤美香の白黒の木版画の特徴は、イメージの喚起力があることだ。日常的ながら不思議さもある情景には、如何なる物語が潜んでいるのだろうか。あるいは、見る人はそこに如何なる物語を想像するだろうか。そうしたことを思わせる要因は、画内の個々のモティーフがリアルさを失わない程度に、その特性がやや強調した線や点で丹念に刻まれて様式化され、緊密で力強い画面がつくり出されていることにある。その構図も絵画的でありかつ優れた写真のようだ。